<目次>
1.お腹が空いていないのに食事をするとき
2.お腹が空いていないのに食事をしようとする要因
生体の維持に必要最低限の食事というものの調節を行う場所は、視床下部という場所になります。視床下部は体の中を調節するホルモンや自律神経の中枢です。
後者として、最低限の食事を超えた、食事を繰り返すことなどにより、肥満や過食に影響をあたえる脳の場所として、大脳新皮質にある前頭前野に加えて大脳辺縁系の扁桃体も深くかかわっています。(大脳新皮質は理性や思考を司っている場所です。)
大脳新皮質の中にある前頭前野は、行動の計画、意思決定に関わります。食事をするという行動においてもこのような行動の計画、意思決定として関わってきます。
1.お腹が空いていないのに食事をするとき
2.お腹が空いていないのに食事をしようとする要因
3.扁桃体の中心核を刺激すると食事をしたくなる
1.お腹が空いていないのに食事をするとき
1.お腹が空いていないのに食事をするとき
私たちが食事をしたいと思うときはどういうときでしょうか?
普通は朝、昼、夜と決まって食べるときか、お腹が空いたときです。
普通は朝、昼、夜と決まって食べるときか、お腹が空いたときです。
お腹が空いたときということは体がエネルギーや栄養を欲しがっているときです。
では、次の質問はどうでしょう。
お腹が空いていないのに食事をするのはどうしてですか?
例えば、有名なレストランの有名なメニューだけを食べに遠くまで出かけて行くときなどはいかがでしょう。
食事をとるだけであればわざわざ遠方のレストランまで行って食べる必要はありません。
お腹いっぱいなのに、甘いケーキをさらに食べてしまう。これも体には栄養が不足しているわけではないので実際は必要のない食事です。
お腹いっぱいなのに、甘いケーキをさらに食べてしまう。これも体には栄養が不足しているわけではないので実際は必要のない食事です。
2.お腹が空いていないのに食事をとろうとする要因
食事をしたいという体の中の指令や刺激は先ほど説明したように、体のエネルギーや栄養の不足という体の内側の環境をととのえる目的で行っているものに加えて、食物の美味しさを求めたいといった個人的な欲求や社会環境などの要因によっても影響を受けています。
生体の維持に必要最低限の食事というものの調節を行う場所は、視床下部という場所になります。視床下部は体の中を調節するホルモンや自律神経の中枢です。
後者として、最低限の食事を超えた、食事を繰り返すことなどにより、肥満や過食に影響をあたえる脳の場所として、大脳新皮質にある前頭前野に加えて大脳辺縁系の扁桃体も深くかかわっています。(大脳新皮質は理性や思考を司っている場所です。)
大脳新皮質の中にある前頭前野は、行動の計画、意思決定に関わります。食事をするという行動においてもこのような行動の計画、意思決定として関わってきます。
3.扁桃体の中心核を刺激すると食事をしたくなる
扁桃体は好き嫌いを判断する装置のような働きがあります。感情の中枢である大脳辺縁系の中心的な構造です。
扁桃体は視床下部外側野および腹内側核とも関係があり、また意思決定にかかわる前頭眼窩野と連携しています
視床下部の外側野は食事をとろうとする行動を促進する部位で、腹内側核は満腹中枢と呼ばれます。
食事に関して扁桃体が関わっているところは2か所あります。一つ目は基底外側核でもう一つは中心核です。
基底外側核を刺激すると食事行動が抑制され、破壊すると抑制がきかなくなるためか過食を招くといわれています。
また、扁桃体の中心核の刺激は摂食の開始をおこし、破壊をするとは食事をとらなくなることから,この部位は一般に摂食に対して促進性に作用すると考えられます。
扁桃体を破壊されたサルは普段は口にしないようなものや、普段は恐怖で近寄ることのない蛇なども口に運んだという報告もありますので扁桃体と食事の行動には深い関係があるといます。
食事をなかなか抑えることができないという人は、扁桃体、前頭前野、視床下部のバランスがうまく保たれていない可能性があります。
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