<目次>
1.扁桃体の不安を逆手にとって食欲にブレーキを
1.扁桃体の不安を逆手にとって食欲にブレーキを
2.ダイエットとは味覚と病気のイメージをマッチ
①甘いのイメージで食欲にブレーキをかけよう
②しょっぱいのイメージで食欲にブレーキをかけよう
3.医者や看護師も病気を恐れて健康を考えている
扁桃体は私たちが日々体験する不安に影響をあたえます。しかし、日々の食生活を正すにはこの不安を逆手に利用することも必要です。
不安とは漠然とした恐怖と言いかえることができます。相手がはっきりとしない状態で恐れを抱く感情です。
この感覚を逆手にとって、もし、食事を過剰にとることがどのようなことを起こすかということを具体的に意識することで食欲にブレーキをかけるようにしましょう。
2.味覚と病気のイメージをマッチさせること
どのようにブレーキをかければよいのでしょうか。
それは扁桃体の機能であるイメージ記憶を活用しましょう。味覚と病気のイメージをマッチさせることが必要です。
食事の基本は味覚です。味覚には甘味、塩味、酸味、苦味、うま味がありますが、この中でも健康を簡単に脅かしてしまうものとして甘味と塩味があります。
①甘いのイメージで食欲にブレーキをかけよう
甘いものの食べすぎは胃や腸に良くありません。便秘の原因となることもあります。口の中では虫歯の原因となることもありますのでとりすぎには注意が必要です。
特に、甘いもののとりすぎは糖分のとりすぎにつながりますので、糖尿病の原因になります。
糖尿病という単語の結びつきで言えば、糖分をとっているから糖尿病ということは想像しやすいものです。しかし、多くの人は糖分が糖尿病の原因になることは知っていてもどのようになるかまでは考えていません。
扁桃体のイメージ記憶を利用して食欲にブレーキをかけるならもう一歩先までイメージする必要があります
「糖分がだめ」と言葉で考えてもなかなかうまくいかない場合があります。
糖尿病は失明や腎不全の原因になります。腎臓が悪くなると透析を行わなければ生命を維持できなくなります。また、神経が障害を受けることもあります。心筋梗塞などになっても痛み刺激を感じにくくなり発見が遅くなるなど生命を脅かす原因ともなります。
甘味という感覚と腎不全や失明などといった深刻な状況をイメージして結び付けておくことは重要です。
このように甘いものを食べるときに病気に対する具体的な恐怖心を感じることで、食べるという行為自体を鈍くすることができます。病気に対する恐怖のイメージと甘味を結び付けて食欲にブレーキをかけましょう。
②しょっぱいのイメージで食欲にブレーキをかけよう
甘味と同様に、塩味に関しても考える必要があります。
食事の味を生かすも殺すも塩次第というくらい料理には欠かせない塩ですが、塩分として考えると多量の摂取はよくありません。
昔は、塩は沿岸部でしか作ることが出来なかったため流通量も少なく高価な食材でした。「敵に塩を送る」という格言もありましたが今ではどこでも誰でも塩を使うことができます。
当然、塩分を摂る量も増えております。塩分は体の中で水分バランスに重要なミネラル成分です。塩分を摂りすぎると、体に水がたまる原因となります。
特に血管や心臓の病気にかかわってきます。
高血圧になりますと動脈が固くなる動脈硬化を引き起こし、脳出血、動脈瘤などの原因となります。硬くなり細くなった血管は詰まりやすくなりますので脳卒中や心筋梗塞の原因になります。
脳卒中や心筋梗塞ということは突然死を引き起こす可能性があるということです。
塩味に関してもこのような最悪の事態をイメージして、扁桃体の力を借りて食欲にブレーキをかけましょう
3.医者や看護師も病気を恐れて健康を考えている
このように味覚と、病気のイメージを意識しておくと病気への不安からより慎重に食事を行うことになります。
医療関係者や実際に患者さんを目にしたことがある人などは病気に対する恐怖心から食事をセーブするようになるものです。これは扁桃体の恐怖に関するイメージ記憶が良い方に作用した結果です。
過食を慎みなさいと言われることがありますが、具体的に実践するためには、過食により起きる病気の症状をイメージすることが必要です。
過剰な病気への意識は逆効果をもたらすことがありますが、予防の段階であれば病気への不安から極端な塩分や糖分の摂取を抑えることは好都合です。
病気に臆すること、すなわち病気に対して臆病になることを意識してください。
過食に対して臆病になることは健康への近道です。
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